Wano株式会社に入社しました
どうも、服バカことnari (@ fukubaka0825) です。
この度、2ヶ月弱の転職活動の末、
2019年1月31日付けで
新卒で入った某大手金融SIer会社を退職し、
お世話になることとなりましたので、そのご報告となります。
(Wanoはtunecore Japanなどの自社開発サービスで、サブカルチャー全般の 表現者支援を行っている、グループ全体で90人くらいの恵比寿のWeb系ITベンチャーです。 )
目次
まずなぜ転職
一言で行ってしまえばモダンな環境で手を動かしたいから、なのですが
詳しくは、以下のブログ記事をお読みくださいませ。
どう転職成功させたのか
① #完全SIer脱出マニュアル と@poly_soft さんの動画を見まくる
— nari@エンタメ系エンジニア (@fukubaka0825) 2019年1月24日
②「2ヶ月でWeb系転職したったwww」って成功体験記を書く
③ その通り実行しようとする。当然その通りにならないけど、体験記が黒歴史にならないようググったり周りの人を頼ったりして必死に成し遂げる
僕の転職活動は以上です。
上記のツイートに集約されます。
である事から、正直Web系への転職活動で苦戦はしませんでした。 (準備段階から合わせて2ヶ月弱で自社開発サービス会社3社から内定いただきました。)
途中でQiitaがバズったりしました
基本的にProgateなどのサービスは一切しようせず
活動を始めた2日目にポートフォリオを作り始めました。 (当然全然わからないので、調べまくりながら作成)
これが最短で転職成功した一つの要因かなと思ってます。
その際は以下の健太さんの動画を参考に作成しました。
当初は自分の転職活動をnoteにまとめようと思っておりましたが、
SIerからの転職において再現性の高い有益な情報が溢れている今、
noteで大げさに体験談をまとめるという事へのニーズを正直感じなかったため、やめました。
下記のツイートも参考にしてください。
#完全SIer脱出マニュアル には載ってないがおすすめな物3選
— nari@エンタメ系エンジニア (@fukubaka0825) 2019年1月24日
✅udemy:ハンズオン形式で学べる物多い 最速でポートフォリオへ
✅menta:プログラミング独学にメンターは必要 レビューもして貰おう
✅ギークハウス移住:英語しゃべれるようになりたかったら海外留学するじゃん?それと同じ(適当)
転職活動は、自分のできる事、やりたい事、価値観や軸の部分を整理する方が大変で、
自分にとって重要でもありました。
転職活動の軸
モダンな環境でプログラミング、設計が行える
自分自身の成長のためにも、わくわくしながら働き続けるにも
この要素は必須でした。
エンジニアの範疇を超えて、企画立案の部分から関われる
まずは一部の機能でもいいので、自分で0から提案して
運用の部分までワンストップで面倒を見る経験がつめる環境を求め、
自社開発サービスを持つベンチャーを中心に、Wantedlyでエントリーしていました。
なぜWano株式会社か
そもそもWanoってどんな会社
「日本から世界へと発信する」
「独創的なプロダクトとサービスを生み出し続ける」
この二つをミッションに、Webサービスでサブカルチャー、表現者支援を中心に行う会社です。
多くの自社サービスを展開していますが、代表的なのはTunecore Japanというサービスです。
このサービスの内容としては、誰でも自分の楽曲を世界中のストアで販売・配信できるというもので、
iTunes、AppleMusicなど40以上のストア、120カ国以上に一括配信が可能みたいです。
私は、このサービスの動画版であるVideo Kicksのエンジニアとして採用されました。
現在は、Tunecore Japanのサードパーティとして、楽曲のMV(ミュージックビデオ)
を上げる事ができるサービスとして提供されていますが、将来的には独自のプラットフォームとして
映画などの長編のコンテンツもあげられるサービスになっていくようです。
軸である2つを満たす
私が入る事になるVideo Kicksチームは、aws各種サービスなど新しい技術をガンガン使っていき、
go言語でマイクロサービス開発を行っているようです。
(プルリクレビュー、テストを書く文化もきちんとある)
また、
自社開発サービスを複数もち、VCからの出資を一切うけていない
自分が関わるVideo Kicksというサービスは立ち上げから1年程度しかたっていないアーリー期である
以上から、自由にサービスを企画の部分から作っていける環境があると感じました。
とにかくWantedlyのスカウトの文章が素敵だった
実は、1月中旬までは別の会社に行くつもりでした。
他社の内定受諾返答期限が迫る中、
ある日WanoからWantedlyにてスカウトメールが届きました。
私はWantedlyで20通ほどスカウトメールをいただいておりましたが、
正直その多くがテンプレート文で殴ってくるタイプのくそ◯ファッキン企業ばかりでした。
ですので期待せずにWanoからのメールを読んでいると、どうやら他のスカウト
とは違い、自分のブログや経歴を読み込んで送ってきてくれているようでした。
しかも、わたしのこれからやっていきたいが、Wanoであればどう実現できるか
まで具体的にサジェストされている、それはそれは素敵で心揺さぶる文章でした。
こんな文章が打てる人間と仕事がしたいと、考えるより先に会いたいと返信していました。
そこから翌日にお会いし、他社の回答期限も迫っているということで
すぐに技術テストを受け、週明けには内定を貰う
というかなりスピーディーな採用過程で、そこにも好感を抱きました。
海外常駐経験が積める可能性が高い
Video Kicksは海外展開していく事がほぼ確定しているため、
自身が前職から望んでいた海外拠点常駐の経験を積む事ができるというのも
大きな要素でした。
カルチャーに貢献していける
自分も傾倒してきたファッション、音楽、映像といったサブカルチャー
に、表現者支援サービスなどを通して貢献していけるというのは
自分のルーツのベクトルも生かしていけるということで
かなり心惹かれる要素でした。
今後Wanoでなにをしていきたいか
実装力、設計力をとにかく高める
Web系業界の経験がない状況なので、とにかく
goやtypescriptを中心に業務の中で実装力を磨き、
設計が技術選定の部分も低レイヤーの部分から、アプリのUIの
部分まで面倒がみれるエンジニアになっていきます.
(まずはバックエンド)
video kicksの機能提案および新プロダクトの提案
アーティストからの生の声から、こんな機能あったらというものを
提案していったり、確実にニーズがあると思えるサービスを
ボトムアップで提案していけるような、ビジネスサイドの感覚も
あるエンジニアになっていきます。
海外展開支援、拠点に常駐
ロサンゼルスを放浪していた時、副業として自己表現を行っている
(Uberの運転手はだいたいバンドマンとか役者でした)人間の
多さに驚きました。日本国内でなく、そういった人々も支援していけたらなと思っています。
Wanoに優秀なエンジニアが入ってくるエントリーポイントになる
Wanoの仲間になって数日しかたっておりませんが
以下のようにエンジニアにとってかなりいい環境だと思います。
開発環境の要望をかなり聞いてくれる
僕は27inchの4Kディスプレイのデュアルモニター環境を要望していたら
入社日には必要な周辺機器が全て揃っていました。
フリードリンク(コーヒーも淹れ放題)
前職からは考え(以下略
新しい技術をどんどん投入していける環境である
aws各種サービスをガンガン投入し、slackで集中管理している様は
わくわくしましたし、これからが楽しみです。
video kicksをエンジニアサイドとして発信し、
優秀でカルチャーフィットする技術者がはいってきてくれれば
技術的刺激もいっそうもらう事ができ、技術的課題も一緒に解消していけ、
結果としてより良いサービスで世の中を面白くしていけると思います。
(動画データのエンコーディング手法や、扱い方のベストプラクティスの
探求が課題のようです)
これからWano,Video Kicksチームで働く事の
魅力や課題を、自分自身で経験しながら発信していけたらなと思っています。
今後個人としてなにをしていきたいか
多言語の実装力、設計力、インフラ及びsreに関する知見を身につける
英語力を高める
自主プロダクトで自己表現支援
様々なコミュニティで交流、発信、LT
都内ギークハウス移住の勧め
技術書典で本も出版
などなど語りだせばきりがないですが、これは入社エントリなので、一つだけ詳しく語っていきます
SIモデルの檻の中の住人を、外の世界につなぐ
なぜやるか
転職するにせよしないにせよ、転職活動を通して視野を広げ、自身の
歩んで来た道、スキル、価値観や考え方を相対化し、整理と可視化しておくというのは
SIモデルの問題点を中から解決していくにあたっても有効だと考えているからです。
(終身雇用モデルが破綻し、個の時代に突入した現代においてはなおさら)
気づいた頃には歳的にもスキル的にも転職できないところまで来ていた、、なんて
人が一人でも減るよう、SIerやSESの人々の視野が広がり、価値観が
社内の文化に染まりきってしまわないようにしていきたいです。
どうやるか
まずは周りの同期の悩み相談からやっています。
既存のSIモデルの問題点と向き合い、なにかしらのアクションを
起こし、多くの人が納得いく幸せなキャリアを送れる世界
そんな世の中への一助となればと、悩める周囲の人間から
変えていっています。
また、転職LTや、SNSで相談に乗るなどの活動も地道にやっていきます。
すでに退社パイオニアとして、相談してきた同期数名を
社外の世界の景色へとつなぎました。
ただし、知った後どうするかは本人次第ではあります。
僕はあくまで、新卒の時になんとなくでSIerに入ってしまった自分の
ような人間の視野を広げるきっかけ作り、環境を変えたいのなら
その背中を押す事をしていければと思っています。
終わりに
Webサービスで、エンターテイメント業界をよくしていきたい、
人々の生活を豊かにしていきたいと言う同士や企業の方
いらっしゃいましたら、情報交換がてらお話できれば嬉しいです。
また、Wano株式会社では、絶賛エンジニア募集中ですので
エンターテイメント業界をよくしていきたい、カルチャーが大好きな
エンジニアの皆さん、気軽にオフィスに遊びに来てください。
(興味があれば気軽に私のツイッターまでリプ・DMください)
また、海外エンジニアと交流できる場も求めています。
おすすめのコミュニティがありましたら教えてください。
転職相談も、Twitterのリプ・DM等でお待ちしております。
Video KicksやWeb系転職に関するLTの依頼もどしどし募集しておりますので、
よろしくお願いいたします。